日本製のWordpressECプラグイン「Welcart」。
業販割引設定や、会員ランク機能などが標準装備されているので、業務用で使用している人も多いのではないでしょうか?
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ネットショップ作成、リニューアルならWelcart。WordPressのプラグインなのでSEOに強く、無料で簡単に導入できます。専門スタッフのサポートもあり、初めてでも安心して使えます。拡張性が高く、お乗り換えにも対応可能なWelcartで...
今回は、Welcartにあらかじめ用意されているフックを使用して、プラグインなしでGA4に送信するGoogleアナリティクスのUser-IDを設定する方法を紹介します。
会員番号を取得するフック
Welcartにはいろんなフックが用意されているのですが、そのなかに会員番号情報を取得するフックがあります。
公式ドキュメントはこちらをご覧ください。
データ取得 – Welcart サポート
wel_logged_in_id / データ取得関数
この関数はこんなふうに使用します。
<?php $member_id = wel_logged_in_id(); ?>
戻り値としてログインしている一意の会員IDが返されるので、そのままGA4向けのユーザーIDとして使用することができます。
PHPで取得した値をJavaScriptで受け取るコード
PHPで取得した値をJSで受け取って使うには、すこし工夫が必要です。
でも、詳しく覚えていなかったので、ここはGeminiにサポートをしてもらいます。
Geminiに「PHPで取得した値をJSで使うモデルコードを教えてください」と聞くと、下のように回答してくれました。
Geminiの解説
- PHPで変数を取得します。
json_encode()
関数を使って、PHPの変数をJSON形式に変換します。- HTMLファイルに、JSONデータとそれを利用するJavaScriptコードを記述します。
- JavaScriptコードでは、
JSON.parse()
関数を使って、JSONデータをJavaScriptオブジェクトに変換します。 - 変換したオブジェクトから、必要な値を取り出して利用します。
では、このアドバイスに従ってコードを書いていきます。
ここではWelcart Basicを使用している前提で、Welcart Basicの子テーマを利用し、header.phpをコピーしてコード追加することにします。
<head>
<meta charset="<?php bloginfo( 'charset' ); ?>" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, user-scalable=no">
<meta name="format-detection" content="telephone=no"/>
<!-- User-ID 設定 -->
<?php $member_id = json_encode(wel_logged_in_id()); ?>
<script>
try{
let member_id = JSON.parse('<?php echo $member_id ?>');
if(member_id != 0) {
let dataLayer = [{'user_id': member_id}];
}
}catch(e){
console.log(e);
}
</script>
<!-- User-ID 設定 ここまで -->
<?php wp_head(); ?>
</head>
User-IDは、dataLayerに user_idキーを作成して、その値として渡す必要がありますので、そのように設定しています。
参考サイトはこちら
ユーザーIDがうまく計測できない!GTMで設定する方法は?~GA4よくある質問シリーズ(4)|イー・エージェンシー
当社サポートチームには様々なお問い合わせをいただきます。最近ではGoogle アナリティクス 4 プロパティ(GA4)に関する内容が増えてきました。そこで、よくあるお問い合わせの中からGA4へのギモンと解決策をまとめ、シリーズとしてお届け...
上のサイトを参考にして、この後のタグマネージャ設定をするとGA4でWelcartの会員IDを元にしたUser-ID設定が可能になります。
ぜひ参考にしてみてください。
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